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ROLLON: 短納期のリニアガイド

従来のリニアガイドに代わるROLLONのリニアガイドを2か月で納入。納期だけではなく、様々な技術的アドバンテージを提案します。

ROLLONのリニアガイドの納期は2か月

ヨーロッパのリニアモーションメーカーとしてリーダーであるROLLONは、創業から40年間、イタリア北部、ミラノの北東に位置するROLLONの本社工場で、リニアガイド、テレスコピックスライドレール、リニアアクチュエータの生産、販売を一貫して行っております。

長年に渡るROLLONの存在を支えてきたのが、ユニークで画期的なリニアガイドであるコンパクトレールで、コンパクトレールの納期は2か月です。従来型のリニアガイドの長納期や納期遅延が問題になっている昨今、様々なアプリケーションにおいて、短納期リニアガイドであるROLLONコンパクトレールの使用に切り替えるお客様が増えております。


ROLLONコンパクトレール
: メリットは短納期だけではない

ROLLONのメインプロダクトとして創業以来多くのアプリケーションで使用されてきたコンパクトレールは短納期が大きなメリットですが、それ以外にも技術的なメリットが非常に多岐にわたります。様々な装置の直線運動に使用されるリニアガイドですが、用途によって従来のリニアガイドからコンパクトレールに変えることにより、技術的にも大きなメリットがあります。


リニアガイドの最大の問題 ― ミスアライメント

マシンの設計がリニアガイドを選定する場合、常に考えることがスピードや定格荷重、寿命です。そして、値段も重要な要素となります。しかし、リニアガイドが取り付け面のミスアライメント(取り付け誤差)に対してシビアである点に関して考えることは稀です。これは大きなミステイクであると言えます。なぜなら、ミスアライメントがリニアガイドの摩耗や不具合の最も大きな原因の一つであるからです。リニアガイドがその取り付けに要求する非常にシビアな取り付け精度を実際の組み付けで実現することができなければ、リニアガイドの机上寿命と実際の寿命に大きな差が出ます。通常、ミスアライメントから生じる問題は、マシンのフレーム自体の設計と製作によるものです。マシンフレームがリニアガイドを取り付けるために十分な平面度、平行度を満たしていない場合、リニアガイドの机上寿命計算は全く意味を成さなくなります。当然、リニアガイドの不具合は、装置メーカーとエンドユーザーにとっての大きなコストとなります。

この問題を解決するには二つの方法があります。難しい方法と、簡単な方法です。

難しい方法とは、装置における全てのミスアライメントを取り除く方法。

そして、簡単な方法とは、ミスアライメントをアクセプトする設計をし、そのための適切な製品の選定をすることです。

どちらの選択も可能ではありますが、二つの方法には大きなコストの差があります。


難しい方法

従来のボール循環式のリニアガイドは高い精度が求められるアプリケーションに適した製品です。取り付けとメンテナンスが適切になされていれば、工作機械やその他の高精度のマシンに適した、高精度の位置決め精度を実現することができます。ミクロンレベルでの位置決め精度を求められるマシンの主軸には、ボール循環式のリニアガイドが使用されるのはこのためです。しかし、高精度を実現するにはコストがかかります。マシンビルダーにとってリニアガイドのためのパーフェクトに近い取り付け面を作り上げるにはコストのかかるステップが必要になります。高精度リニアガイドにおいては、平面度や平行度において、数ミクロンの精度が求められます。マシンの設計はコストの高いフレームを高精度で仕上げ、組付けを安易にするための努力をしますが、取り付けるリニアガイドが長くなればなるほど、組み付けるための取り付け面の機械加工費は上がっていきます。また荷重によるフレームのたわみもミスアライメントとしてリニアガイドに悪影響を与えます。必要な剛性を満たすために、フレームの重量が上がっていくことも多々あります。また、リニアガイドを組み付けるために、シムを使用したりボルトで調整しながら作業するのは非常に一般的ではありますが、このようなアッセンブリーにかかる時間もコストとなります。そして、機械加工と同様、リニアガイドが長くなればなるほど、このコストも高くなります。 


簡単な方法

もう一つの方法は、ミスアライメントとは共存するものであると考え、取り付け誤差を吸収できるリニアガイドを選ぶことです。従来のボール循環式のリニアガイドと比べ、取り付け誤差吸収が可能なリニアガイドは大径のローラーを使用したスライダーで、レール断面形状がスライダーに対して動作自由度を与えることで、ミスアライメントを吸収しながら直動できるものです。ROLLONのコンパクトレールは、このミスアライメント吸収機構を持つリニアガイドの典型的な例です。コンパクトレールのスライダーに使用されているローラーは、横方向及び傾きの自由度を持つことで、転動面の中でオフセットしながら、あらゆる方向のミスアライメントを吸収することができます。従来のボール循環式リニアガイドが、ミクロン単位でのミスアライメントしかアクセプトできないのに対して、ROLLONコンパクトレールはミリ単位で取り付け誤差を吸収できます。例えば、コンパクトレールは2度傾くことができるため、レールを二本並行で取り付けた際、20mmの高さ誤差を吸収できます。また、横方向に3,9mm動くことができるため、レールを二本平行で取り付けた際の平行度の誤差を許容します。

コンパクトレールのミスアライメント吸収機構は、設計の自由度とコスト削減のメリットを与え、組付けの作業を容易にします。コンパクトレールは板金や機械加工されていない取り付け面に直接取り付けることができるのです。

 

どちらの方法を選ぶか

ミスアライメントを無くしてリニアガイドを取り付ける方法、もしくはミスアライメント自体をリニアガイドで吸収する方法、覚えておかなければならないのは、どちらもそれに適したアプリケーションがあるということです。

アプリケーションが非常に高い精度を求める場合は、従来のボール循環式リニアガイドを使用しなければならないでしょう。この場合は装置のフレームにお金をかけ、精密な機械加工を施し、入念な取り付け作業を行う以外に方法はありません。

一方、要求精度が若干低いアプリケーションにおいては、ミスアライメントを吸収できるリニアガイドを選ぶことで、コスト削減の大きなメリットを得られます。装置の設計者はこの二つのアプローチをアプリケーションに合わせて選択可能ということを覚えておくことが必要です。

多くの装置において、それぞれの直動部分はそれぞれのレベルの精度が必要になります。

例えば工作機械においては、スピンドルを動かす主軸には最も高精度なリニアガイドが必要になりますが、ツールチェンジャーやマシンドアには必要ありません。しかし、あまりにも多くの場合において、同じ精度のリニアガイドが自動的にほぼ全ての直動部分に使用されているという現実があります。必要ないコストをかけながら、そして特に昨今のリニアガイドの長納期においてもです。

より良い選択とは、各直動のアプリケーションに対して、個々にベストなリニアガイドを選択すること。そして、ミスアライメント吸収タイプのリニアガイドが要求精度を満たす場合は、コスト削減と納期短縮になるということを覚えておくことが重要です。

コンパクトレールのカタログをダウンロード
http://www.rollon.com/JP/ja/localized-document/18/?locale=en&page=downloads