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新しいSCアクチュエータ、ローロン垂直軸向け製品レンジの最高峰

イノベーション | 6月 15, 2021

ローロンが設計を一新した製品を発表。SCシリーズは設計者のニーズに応えるため外観も機能性も刷新され、プロジェクトの簡素化、パフォーマンス向上、より広範なアプリケーションへの適応を図る。

PLUS SYSTEMファミリーのうちELMおよびROBOTシリーズを対象に2020年6月より開始した新設計プロジェクトに、垂直移動モデルのSCシリーズが加わる。

SCシリーズのリニアユニットは、Ωベルト駆動システムによるキャリッジ固定、プロファイル移動の垂直軸用に設計されている。 ROBOTシリーズにアダプタープレートを介することなく迅速かつ簡単に組み付けることができ、多軸システムおよびガントリーシステムを構成することができる。

SCシリーズの製品は、ロジスティクス、工作機械の自動化、パレタイジング、最終ラインパッケージングなど、非常に幅広い産業分野のアプリケーションで使用できる。 断面寸法は100 mm (従来の65 mmから変更)、130、160 mmの3種類。

新設計でさらに機能的

プロファイル先端の接続プレートによりアクセサリの交換がすばやく容易にできるため、ダウンタイムを低減し、生産性の向上が望める。

また、特殊な拡張システム(オプション)の導入でシステムのモジュール性がさらに改良され、最大ストローク量を超える長さを実現する。拡張部(長さ60~1000mm)の取り付けと中心合わせは、セルフセンタリングキーを使って簡単、迅速、正確にできる。

新しいSCシリーズはさらに、ドライブヘッドが従来のものより軽くなり、ユーザーが簡単に減速機を取り付けられるように中空シャフトプーリーを備えている。

アプリケーションの安全性をさらに高めるため、空気ブレーキシステムのオプションが追加されていることも要注目。

 

新しいSCアクチュエータ、

プロファイル: 軽さと頑丈さのコンビ

ローロンのSCシリーズ・リニアユニットに使用されるアルマイト処理を施したアルミ押出材の設計、製造には2つのねらいがある。移動させる重量の軽減(エネルギー消費の面でもパフォーマンス向上)、そして荷重に対する高い機械的耐性だ。

プロファイルの内部にはグリップ装置の電源ケーブルのルートを配置。設置スペースをコンパクトでシンプルにできる。

ベルト駆動: 動作性能向上、メンテナンス低減

ローロンのSCシリーズ・リニアユニットにはポリウレタン製のスチール芯線入りAT型駆動ベルトが使用されている。このベルトは際立った荷重伝達性能、高いダイナミクス、そして低ノイズが特徴。しかもベルト駆動ならメンテナンスの頻度を減らすこともできる。SCシリーズの潤滑は5000km毎に1回で済み、また、製品汚染があってはならない食品や薬品産業など、非常にデリケートなアプリケーションでのアクチュエータの使用を可能にするため、植物性潤滑油が使用される。

防錆仕様

SCシリーズを含むすべてのPlus Systemファミリーのリニアユニットには、防錆仕様のオプションが用意されており、格納するベアリング、リニアレール、ナットやボルト、その他の部品には低炭素スチールAISI 303および404Cを使用。アルミプロファイルとステンレススチール製アクセサリの組み合わせにより、SCアクチュエータは過酷な環境での使用や、頻繁な洗浄が必要なアプリケーションで活躍してくれるだろう。

 

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