ROLLONのリニアガイド製品群

短納期、悪環境に強い、取り付け面誤差吸収、あなたの問題を解決するROLLONのリニアガイド

昨今のリニアガイドやボールねじの入手難、納期遅れの状況は、製造業界を巻き込む大きな問題として話題になっています。この状況は日本だけではなくヨーロッパでも同様で、解決の見通しがまだ立っていない状況です。 このような状況の中で、ヨーロッパの機械設計はどのような対応に迫られているのでしょうか?

イタリアのリニアガイドメーカーで、ヨーロッパで確固たる地位を築き上げたROLLONのリニアガイドで問題を解決する例が多くみられます。

直動部分の設計に使い慣れたリニアガイドを自動的に図面に組み込むことが多く行われていることは、日本もヨーロッパも変わりません。しかし、昨今のリニアガイドの入手難をきっかけに、現状の設計を見直して、短納期で、しかも技術的にも最適な新しいタイプのリニアガイドへの変更を行うという解決策を多くのヨーロッパの設計者たちが取り始めています。この方法で、納期問題はもちろん、技術的にも、更にコストパフォーマンス的にもメリットを出すことに成功している例が増えています。
では、新しいタイプのリニアガイドとはどのような製品があげられるでしょうか?

昨今のリニアガイドの納期問題において、従来のボール循環式のリニアガイドとは一線を画す、ローラータイプのリニアガイドに注目が集まっています。ローラータイプのリニアガイドというのは、レールの転動面をボール循環するブロックがスライドする従来のリニアガイドとは異なり、レール転動面をローラーベアリングを使用したブロックが直動するリニアガイドです。

 

 ローラータイプのリニアガイドでリーダーであるROLLONのリニアガイドの標準納期は2か月以内。急ぎであれば数週間での納入も可能です。日本においても長年販売しており、多くのお客様への納入実績、万全な技術サポート体制、短納期で、昨今のリニアガイド入手問題を解決します。

 

ROLLONのリニアガイドは3種類

ROLLONのローラータイプのリニアガイドは3種類。コンパクトレール、スピーディレール、プリズマティックレールです。今回は長年のROLLONの歴史を支えてきた主力製品であるコンパクトレールについてご説明します。

 

 COMPACT RAIL (コンパクトレール)

コンパクトレールは40年のROLLONの歴史を支えてきた主力製品です。

コンパクトレールの特徴には以下のものがあります。

  1.  2か月以内の短納期
  2. 悪環境に強いリニアガイド
  3. レール取付面のミスアライメントを吸収
  4. スライダーが抜き差しする動きが可能

 

 短納期のリニアガイド

ROLLONコンパクトレールの納期は2か月以内の短納期。昨今の納期問題を解消するリニアガイドです。数量次第ではさらに短納期も可能です。

しかし、コンパクトレールのメリットは短納期だけではありません。様々な技術的アドバンテージと、コストパフォーマンスを高める秘密が隠されています。

 

悪環境に強いリニアガイド

コンパクトレールは、カーボンスチールの冷間引き抜き材を使用し、転動面に研削処理と高周波焼き入れがされたレールの内側を、ローラーベアリングを使用したスライダーブロックが直動するリニアガイドです。ローラーベアリングは偏心ローラーを使用することで予圧がかけられガタが無い、スムースなリニアモーションを実現します。

また、ローラーを使用することで、ボール循環式の従来のリニアガイドと比較して格段にコンタミの影響を受けにくく、悪環境下での使用に適したリニアガイドです。コンパクトレールを使用することで、今までリニアガイドにカバーをしたり、短期間での交換を余儀なくされていた悪環境のアプリケーションで大きな力を発揮します。また、様々な防錆用表面処理もご用意しています。

 

ミスアライメントを吸収できるリニアガイド

もう一つの大きな特徴は、従来のリニアガイドで不具合の大きな理由の一つになるミスアライメントの問題を解決する、画期的なリニアガイドであるということです。

コンパクトレールには、三種類のレールの断面形状タイプがあります。それぞれのレールがミスアライメントを吸収する役割を持っており、異なる断面形状のレールを組み合わせることにより、平行誤差、傾き誤差、高さ誤差を吸収しながら直動できるのです。

三種類のレールはそれぞれ、Tレール、Uレール、Kレールと呼ばれます。

 

Tレールは、上下V溝の転動面形状を持っていることから、スライダーはレールの中で動かず、基準レールとなります。

Uレールは、上下平らな転動面形状を持っていることから、スライダーはレールの中で左右に自由に動くことができます。

Kレールは、上部が平ら、下部がV溝の転動面形状を持っていることから、スライダーはレールの中で傾くことができます。

 

この3種類のレールタイプを組み合わせることで、以下のような取り付け面誤差吸収が可能になります。

 

T+U

TレールとUレールを組み合わせることで、Tレールを基準レールとし、Uレールで平行度の誤差を吸収することができます。Uレールは転動面が平らなため、スライダーがレールの中で左右に動くことができますので、その動ける範囲が平行度吸収の許容範囲となります。

平行度誤差吸収はレールサイズによって異なりますが、最大3,9mmまで吸収でき、従来のリニアガイドがミクロン単位で要求する取り付け精度とは桁違いの取り付けの容易さです。

精度を要求されないアプリケーションにも関わらず、リニアガイドを取り付けるために取り付け面に精度を求めているという、いわば本末転倒の状況を覆す画期的なレールということになります。

 

  K+U

もう一つの組み合わせが、KレールとUレールの組み合わせです。

傾き誤差吸収が可能なKレールと、平行度誤差吸収が可能なUレールを組み合わせることで、以下の図のように平行度誤差、傾き誤差、更には二本のレールの高さ誤差をも吸収することができます。

 

このように、ROLLONコンパクトレールは、ミスアライメントがリニアガイドの不具合に大きな原因となっている点を解決することができる、画期的なリニアガイドなのです。

 

スライダーが抜き差しする動きが可能

最後に、ROLLONコンパクトレールを使用することで可能になる、もう一つのユニークな特徴についてご説明します。

大径のローラーを使用したコンパクトレールならではの特徴として、スライダーがレールから抜き差しする動きが可能になるという点です。

この動きを利用することによって、従来のリニアガイドでは不可能だった、ユニークな直動のアプリケーションが実現可能になります。

例えば、ワークがリニアガイドのストローク以上に移動してまた戻ったり、ジョイントレールがスイッチしたりと、従来のコンセプトを覆すリニアモーションが可能になるのです。

このような使用の場合は、レール端面に特殊面取り加工を施して納入しますので、ROLLONまでお問い合わせください。

 

荷重や精度はどうか?

コンパクトレールの最大静定格荷重は、スライダー一個当たり1500kgです。

走り平行度は約±0,1mm。

荷重、精度共に、従来のリニアガイドには劣りますが、みなさんのアプリケーションにおいて十分使用可能な場所はたくさんあるはずです。

 

リニアガイドのコンセプトを見直そう

このように、短納期はもちろん、技術的にも様々なメリットを生み出すROLLONのコンパクトレール。昨今のリニアガイドの納期問題をきっかけに、多くのお客様が現状のコンセプトを見直し、適材適所に異なるリニアガイドを使用し始めています。アプリケーションの本来の目的を満たすためのリニアガイドを皆さんも探してみてはいかがでしょうか?

 

ROLLONコンパクトレールのお問い合わせ

2017年に日本にも拠点を開設したROLLON。お客様の近くで技術的なサポートはもちろん、様々なご要望にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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