マグネットを採用することで、負荷管理を強化し、より滑らかで制御された動きを実現し、製品寿命の延長にもつながります。とりわけ鉄道分野など、高い要求が求められる用途において大きなメリットを提供します。
リニアモーションソリューションのグローバルリーダーであるRollonは、HVC‑MGおよびH1C‑MGテレスコピックレールの発売を発表しました。新しいMGバージョンは各段の順次引き出しを可能にする統合型マグネットを搭載し、厳しい稼働条件下でも、負荷制御の向上、よりスムーズなスライド動作、そして耐久性の向上を実現します。
パフォーマンスを高める同期技術
MGバージョンは、HVCのサイズ54および68、H1Cのサイズ68に対応し、ピッチを縮小した再設計のボールケージ(玉保持器)と、内部マグネットを組み込んだエンドブロックを採用しています。ピッチの縮小により、同一ケージ長に収まるボールの数が増加し、外形寸法を変えることなく許容荷重を高めます。
同時に、内蔵マグネットがレール伸長時に各段が所定の順序で順次動作するよう制御され、より安定したモーションを実現するとともに、引き出しに必要な力を低減します。この組み合わせにより、高荷重条件下での使用が可能になり、全体の操作性(エルゴノミクス)の向上に寄与します。さらに、最適化された荷重分布はレースウェイ(転動面)への応力低減に貢献し、製品寿命の延長と長期にわたる安定した性能につながります。
「HGTシリーズでの導入実績をもとに、今回さらに他のテレスコピックレールシリーズへ拡大します。この統合型マグネットは、高い許容荷重と滑らかで制御された動作という理想的な組み合わせを実現します。これは、単に技術仕様を満たすだけでなく、産業用途の現場が直面する実際の課題に応えるソリューションを提供し続けるという、当社の姿勢を示すものです。」(Andrea Tosi、Rollon VP Technology)
HVCとH1C:過酷な鉄道用途に向けて設計
HVCおよびH1Cテレスコピックレールは、それぞれフルエクステンション/オーバーエクステンションに対応したソリューションで、必要スペースを最小限に抑えながら高いアクセス性を確保します。すべてのレールとスライダはスチール製で亜鉛電気メッキを施し、REACHおよびRoHS規制に準拠しています。過酷な環境下での耐性を高めるための追加表面処理にも対応し、HVCスライダは耐食性に優れたステンレス仕様での提供も可能です。高剛性・低たわみを実現した設計により、HVCおよびH1Cレールは建設機械や産業機械など幅広い分野で使用されています。同時に、信頼性と製品寿命が重要視される鉄道業界にも特に適しており、その性能を最大限に発揮します。
代表的な用途には、バッテリーコンパートメントの引き出しや、アクセスしやすさと信頼性の高い構造支持を必要とするその他の車載機器が含まれます。
鉄道用途では、保守作業時にオペレーターへ安全で人間工学的なアクセスを提供すると同時に、衝撃・振動、湿気や汚染物質といった環境要因への継続的な曝露に耐えることが求められます。こうした条件下では、スムーズな動作は操作性だけではなく、安全性や運用効率の面でも極めて重要です。
「MGバージョンは、重負荷下でも動作制御を改善し、操作力を低減することで、こうしたニーズを的確に応えます」と、Andrea Tosiは説明します。
HVC‑MGおよびH1C‑MGの発売により、Rollonは高性能リニアモーションソリューションのポートフォリオをさらに強化し、現代の自動化および輸送システムの要件の変化に対応しながら、信頼性の高い用途志向の製品を提供し続けるというその姿勢を改めて明確に示しています。
HVC‑MGとH1C‑MGは、いずれも輸送技術の国際見本市「InnoTrans」において、Timkenグループのホール21のブース560で初めて展示されます。(開催地:ドイツ・ベルリン、会期:9月22~25日)

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